タ行の魚貝類

平貝(タイラギ)の捌き方と食べ方

平貝(タイラガイ・タイラギ)とは?

平貝(タイラガイ)とはハボウキガイ科に属する2枚貝。

関東ではタイラガイとして流通するが、和名はタイラギである。

大きな貝殻が特徴的で、生後6年ほどで30cm~40cm前後に成長する。(国内で食用にされる貝の中ではかなり大きな貝である。)

貝殻の下半分(尖った部分)を砂に突き刺す形で生息する。

食べるのは主に貝柱のみであるが、ヒモも食べる事も可能。

可食部の見た目はホタテにそっくりであるが、貝殻は全くの別物と言える。

タイラガイの味

タイラガイを切る絵

タイラガイはその見た目からしばしばホタテと比較されるが、大きな違いは食感だろう。

硬く締まった貝柱は、噛むほどに甘みと香りが口に広がる。

繊維を断ち切るように切る場合が多いが、手で割くようにしてやると旨味を感じやすい。

繊維が強く加熱すると身が硬くなりやすいため、火の入れすぎには注意したい。

タイラガイの産地

タイラガイは関東以南の暖かい海に生息する貝である。産地としては瀬戸内や有明海が有名であるが漁獲量は年々減少している。

豊洲市場で見かけるものとしては、愛知、香川、三重などの他に韓国産のタイラガイも目にする。

タイラガイの値段

市場では、k単価(1kあたり〇〇円)という単位で売買される事が多いが、タイラガイの場合は1枚〇〇円と、個数あたりの単価で取引される。

鮮度や産地にもよるが、小さな物で1個400円程度、大きな物で1個700円程度で取引される。

貝殻だけ大きく、貝柱は小さい場合もあるので、市場では剥き身(半分だけ貝殻を外した状態)で売りに出される事も多い。

タイラガイの旬

タイラガイは初夏に抱卵するため、旬は冬の寒い時期から初春までと言える。

貝殻から覗く貝柱が大きく張りがあるものが美味である。

タイラガイに寄生虫?カクレエビとは?

カクレエビの写真

タイラガイの貝殻の中にはカクレエビと言う小さな海老が隠れている場合がある。

このカクレエビは寄生虫では無く、共生生物であるため、食中毒とは直接は関係がない。

平貝の捌き方(動画版)はこちら

平貝の捌き方

平貝は中心の大きな貝柱を外せば簡単に開く事が出来る。

通常の貝向きでは少し短い為、洋ナイフなどを使いうと捌きやすい。

大体丸の位置に貝柱はる。

ホタテとは違い洋ナイフで貝殻に沿わせるようにすると簡単に剥く事が出来る。

タイラガイを開いた写真

開くと写真のように内臓や水管が出てくるが、真ん中の貝柱は手で簡単に取り出す事が可能である。

もう一方の貝殻も外し、薄膜を掃除すれば食べる事ができる。

タイラガイの食べ方

タイラガイは食感が特徴的な貝であり、また貝類の中では癖の少ない貝と言える。

加熱調理では天麩羅や磯辺焼き(海苔を合わせた焼き物)などにする機会が多く、また洋食でも使い勝手の良い貝である。

刺身は勿論だが、例えばタイラガイ本来の旨味を楽しむなら塩で、風味を楽しむなら炙って、組み合わせを楽しむなら海苔などを降ってと様々な楽しみ方ができる。

また切り方も、繊維に沿って切るのか、繊維と垂直に切るのかで、食感に変化をつける事ができる。

いかがでしょうか。

以上平貝についてまとめさせて頂きました。

参考になれば幸いです。